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人間(からだ系)総合・新領域

人間(からだ系)

人間(からだ系)で学ぶこと

人間の身体に関連するさまざまな領域の学問から、「人間のからだ」にアプローチする分野を総合したものが「人間(からだ系)」です。
この分野にアプローチする学問としては、まず「自然人類学」があります。「自然人類学」とは、人類に共通する外に表れた形質からヒトについて考える学問です。ヒトを「人間」というときには、人格的な面を含みますが、身体や身体の発達と人格は一体であり、「人間」について考える場合も、人類学的なアプローチは重要です。「自然人類学」としては、たとえば2足歩行や指の使い方など、人類の動きの機能に注目してそのメカニズムの解明を目指す「キネシオロジー(運動機能学)」、生まれたばかりの赤ん坊がどのようにしてはいはいから伝え歩き、そして歩けるようになるのか、あるいはどのようにして言葉を獲得していくのかなど、人としての成長を考える「オークソロジー(成長学)」、逆に老いの過程について考える「加齢学」、人類が他の霊長類から分かれてどのように人類になっていったかを探る「ホミニゼーション(ヒト化)」などがあります。
「自然人類学」以外からのアプローチとしては、スポーツと健康について考える「スポーツ健康科学」、人間社会の健康について考える「公衆衛生学」があります。また、生活・社会環境と脳や情緒面を含む身体の関係を明らかにすることで現代の子どもの心身の発達について考える領域、人間の脳のはたらきや運動機能を解明することで医療器具の開発に役立てたりする領域、人工知能やロボット研究に応用する領域、人間の運動機能や感覚の特質を明らかにすることで効率よく快適な職場環境や住環境について考える人間工学の領域など、さまざまな研究が行われています。

学部・学科選びのヒント

人間(からだ系)の各分野は、関連する学部・学科でも学ぶことができ、分野によって医学や保健、生物、住居学、情報工学、工学などさまざまな学問が関わります。ただ、幅広く人間の身体について学びたい場合は、「人間」の名称がついた学部・学科の中からカリキュラムを調べて、大学を選ぶとよいでしょう。

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