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宇宙科学(天文学)理学

宇宙科学(天文学)

宇宙科学(天文学)で学ぶこと

宇宙科学(天文学)とは、宇宙の構造や歴史・未来、宇宙の法則を明らかにしようとする学問です。星空やその写真を見る誰もがその美しさに感動し、計り知れない未知の空間が広がっていると思うと、不思議な感覚にとらわれます。
この無限の世界に挑むのが宇宙科学で、宇宙はどれくらい広いのか?宇宙はいつ始まったのか?宇宙に終わりはあるのか?私たちの宇宙以外の宇宙はあるのか?銀河はどうやってできたのか?などその興味が尽きることはありません。
そして宇宙科学(天文学)は、大きくわけて、物理の法則から理論的に宇宙の仕組みを解き明かそうとする領域と、望遠鏡による観測結果をもとに、宇宙の仕組みを解き明かそうとする領域があります。特に観測の領域は、近年、ハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡の活躍で宇宙の現象が次々と観測されています。
さて、この宇宙について研究するには、まずは物理の知識が不可欠です。なぜなら、宇宙は物理の法則に支配されているからです。
たとえば温度が高くなると分子の運動が激しくなり、やがて分子同士はつながっていられずに固体は液体に、さらに温度が高くなると気体になることはみなさんも知っているでしょう。これは、分子だけでなく原子を構成する原子核と電子、さらに原子核を構成する中性子と陽子、さらに中性子や陽子を構成する素粒子にもあてはまり、高温ではばらばらに存在するものが、温度が低くなるにつれ、結びついていきます。そして宇宙の始まりは非常に高温であったために素粒子がばらばらに存在していたところ、宇宙が冷えるにつれて水素やヘリウムの原子になり、さらにもっと大きな原子ができ、現在の宇宙を構成するさまざまな物質ができていったのです。
また、宇宙のある箇所からやってきた波長の観測の結果から、その波を発する物質の質量や大きさ、地球からの距離などを、物理の法則にのっとって計算します。
したがって、理論・観測いずれにしても、その基礎となる物理をしっかり学ぶことが大切です。

学部・学科選びのヒント

すでに述べたように、宇宙科学(天文学)を学ぶには物理の知識が不可欠です。また、宇宙科学(天文学)の本格的な研究は大学院から始まりますので、学部で宇宙科学(天文学)を学べる大学を選ぶ以外に、学部ではまず物理学を学び、大学院進学時に改めて宇宙科学(天文学)専攻に進むのもよいでしょう。

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