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国際学

国際学で学ぶこと

2011年の「国際連盟の『世界人口白書』によると、地球の人口は70億人に到達しました。そして日本が承認している国の数は2012年3月現在で194ヵ国(日本を含めると195ヵ国)となっています。そして国際社会を見ると、紛争や戦争、人口増大と食糧危機、自然災害、貧困や政治危機など、多種多様な問題が起きています。こうした国際社会が抱える諸問題を理解するためには、各国家の性質や民族の特色などを知ることが大切です。そこで、「政治」「法律」「経済」「地理」「歴史」などの学問をベースにしてグローバルな視点で研究し、問題の解決方法を探ったり、よりよい国際社会のあり方を考える学問が「国際学」です。
社会科学系の国際学の領域としては、まず「国際関係史」「比較文化論」「地球環境論」といった分野があります。
「国際関係史」では、近代から現在までの国家間の紛争や勢力関係、資本主義国と社会主義国、先進国と発展途上国との関係などを学びます。そして今後、国家同士がどのように関わっていけば協調していくことができるかについても考えます。
国際関係を研究するにあたり、文化に焦点を当てたのが「比較文化論」です。地域による文化の違いを比較研究する以外にも、たとえば遠く離れた地域にある国でも、植民地化や文化交流などの歴史の中で類似する文化を持ったり、宗教が同じだったりすることがあります。こうした流れを明らかにするなど、さまざまな研究が行われています。
「地球環境論」では、地球温暖化や砂漠化など、さまざまな地球環境問題を取り上げ、どうすれば各国がお互いの利益を尊重しつつ、協調して環境問題を解決することができるのかを検討します。 以上のような分野に加え、「国際政治学」「国際法学」「国際経済学」など、政治学や法学、経済学それぞれの学問を国際的な視点から見る研究領域があります。
「国際政治学」では、各国の外交や安全保障政策、国連の役割を研究したり、国際政治のあり方について考えたりします。地域紛争や政治的な問題の解決方法、国際協力や援助のあり方についても研究します。
「国際法学」は、国家間の問題を解決するためのルールとなる国際法について研究する領域です。国際法に照らした領土・領海・領空をはじめとする各国の法的立場や、国際法の仕組み、国家間の条約や協定について学びます。犯罪者が国を超えて移動し逮捕された際の引き渡しルールや、その他の国家間の法的手続きのあり方を学ぶのもこの領域です。
「国際経済学」では、先進国と発展途上国との格差問題や経済援助、多国籍企業のあり方、国境を越えた財やサービスの動き、資本移動、労働力移動といった世界経済の問題について研究します。

学部・学科選びのヒント

学部・学科選びのヒント

上述したように、「国際学」の研究テーマや研究手法は多岐に及びます。したがって、自分はニュースなどで報じられている国際問題の何に興味があるのか、どの問題解決に貢献したいかなどをよく考えて、学部・学科を選びましょう。

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