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教育学

教育学で学ぶこと

教育は、人の成長と深く関わる問題です。ひとくちに教育といっても、私たちは学校教育だけでなく、家庭教育、社会教育、企業内教育などさまざまな場面で教育を受けながら成長していきます。また、教育は誰かから与えられるだけでなく、仕事に必要な最新の知識や技術を身に付けるために、あるいはより豊かな生活を送るために、常に自分自身を啓発するためのものです。そして教育は、個人の成長のためだけでなく、国や世界の将来を担う人材を育てるという意味でも非常に重要です。このような教育について、さまざまな視点から研究するのが教育学です。
さて、教育学には、教育とは何かを考える研究、人間の発達と教育との関係の研究、教育課程の研究、教育方法の研究、教育制度や教育行政・財政の研究、教育と社会の関係についての研究、教育史の研究などがあります。
たとえば発達と教育との関係では、人間は生まれてから大人になるまでに徐々に脳も身体も発達していきますが、その発達の度合いに応じてどのような教育をしていけばよいかといったことを考えます。教育を受ける側の状態を心理学を通して考え、どのように接すれば相手の成長を助けることができるかも考えます。
また、教育課程、教育方法では教育の具体的な内容を追求します。情報社会になったことを受け、みなさんのご両親の時代にはなかった情報の時間が加わったり、ゆとり教育を始めよう、止めようといった議論をしたりするのもこの分野です。また、どのような授業を行えばその科目への理解が深まるかなどを考えたりもします。
教育制度や教育行政は、国や地方自治体としてどのような教育を行うかを考える分野です。日本の学校教育は小学校6年間、中学校3年間が義務教育であり、その後高校3年間、さらに専門学校、短期大学、大学といった高等教育機関があり、さらに大学院があります。しかし国によってシステムは異なり、各国の実情にあった教育制度が制定されています。行政的にも、たとえば国が全て監督するのか、あるいは地方自治体に任せるのか?教育にかかる費用は誰(国・地方自治体・保護者)がどの割合で負担するのか?私立学校の位置づけは?学校区はどうように設定する?などさまざまな問題があります。
また、教育と社会との関係を考えるのが、教育社会学です。“いじめ”や“不登校”の問題、親の収入と学歴格差の相関関係の問題など、この分野にも多くの課題があります。

学部・学科選びのヒント

上記は「教育学」の説明で、教育学は教育学部で学ぶことができます。そして教育学部には、主に学校の先生になりたい人や、社会教育主事といって、公民館や博物館、児童館などで教育に携わるための資格をとりたい人が進む教員養成課程もあります。なお、中学校と高校の教諭の場合は、教育学部以外の学部でも教職課程をとれば、大学で専攻する学科に関連する科目の教員免許を取得することができます。ただし、小学校教諭の養成課程をもつ大学は限られているので、養成課程があるかどうかを調べてから大学を選びましょう。

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