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人間(社会系)総合・新領域

人間(社会系)

人間(社会系)で学ぶこと

「人間は社会的動物である」と言いますが、社会を作り、ルールを作り、協力し合って生活しているのが人間です。人間より身体能力に優れた動物はたくさんいますから、人間は社会を作ることで今日の繁栄を築いてきたといっても過言ではないでしょう。

「人間(社会系)」には、社会学をはじめ、法学、政治学、経済学、福祉学、国際学、コミュニケーション学、マスコミ学・メディア学、教育学人間学など、さまざまな領域からのアプローチがあります。どの学部も「人間社会」のある側面を捉えるものですが、今一度「人間」を中心に据えてこれらの学問を考え、私たち人間がよりよく生きていくための社会のあり方を探るのが、「人間(社会系)」です。

「人間(社会系)」では、人間社会とは何か?他の動物社会とはどう違うのか?という根本的な問題や、人間社会にとっての法律、政治、経済、福祉などについて考えるほか、現代の人間社会の諸問題、たとえばジェンダーや世代間のギャップ、貧富の差や民族紛争について研究したり、家族、学校、職場、地域等、人間社会のさまざまな単位の中での人間と、それぞれが抱える問題について考察を深めたりします。

学部・学科選びのヒント

「人間(社会系)」は、学問としては社会科学系のどの学部・学科でも学ぶことができるとことができますが、特に人間社会に関わるテーマを横断的に学習し、その中から人間社会に関する自分の考え方を模索していきたい場合は、人間社会学科など、「人間」の名称がついた学部・学科のカリキュラムを調べて、大学を選ぶとよいでしょう。

大学で教える教員は、従来の学問分野に立脚した専門分野をもっている人が多いですが、学生は、従来の学科の枠に囚われずに「人間社会」を学ぶカリキュラムの中で学習し、人間社会に関する多角的な知識と、各学問の知識を総合して考える力を身につけます。

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