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デザイン芸術

デザイン

デザインで学ぶこと

「デザイン」といってもその対象はさまざまで、ポスターや雑誌、Webサイトやゲーム、庭、街並み、デパートのショウウインドウ、ファッションショー、舞台・・・と、ありとあらゆるものはデザインされています。
そしてこれらデザインは、「ビジュアル(視覚)デザイン」、「プロダクト(産業製品)デザイン」、「スペース(空間や環境)デザイン」、「工芸デザイン」、「服飾デザイン」、「建築デザイン」などに分けられます。
「ビジュアルデザイン」では、本や広告などの印刷物、絵画や写真、映画、映像、アニメーション、コンピュータグラフィックなど、平面的に表現され、視覚に訴えるデザインを扱います。この分野ではとりわけ、どのようなデザインをすれば、より宣伝効果が上がったり、感動を与えたりすることができるかなどの理論も学びます。
「プロダクトデザイン」では、さまざまな製品をデザインします。テレビや冷蔵庫などの家電製品、車などの乗り物、スプーンや箸といった暮らしの道具、パソコンや携帯電話などの情報機器、洋服や靴など身につけるもの、家具など、いわば形ある商品の全てが対象となります。この分野では、たとえばイスのデザインなら「“座り心地”といった、人間工学的な視点も不可欠」というように、美しさに加え、それぞれのモノが持つべき機能にふさわしいデザインをしたり、それぞれのモノにふさわしい素材の特徴を知ったりすることも必要です。
「スペースデザイン」では、環境や空間をデザインします。舞台やテレビ、映像など仮想空間を作り出す「シニックデザイン」、ショウウインドウやお店などの「ディスプレイのデザイン」、「都市全体のデザイン」「庭園のデザイン」もこの分野です。デザインに加え、環境が人間に与える影響や文化とは何かといった理論も学びます。
「工芸デザイン」は、宝飾品や彫金、陶芸など、工芸品をデザインする分野です。ここでは、素材の特徴を知った上で作品を制作するだけでなく、工芸の歴史についても学びます。
「服飾デザイン」は、文字通り衣服やアクセサリーや帽子など服飾品をデザインする分野です。
「建築デザイン」は、ビルや住居など建物のデザインです。
デザインが扱う領域は以上のように幅広いだけでなく、これまでにない特性を持つ材料や商品が開発されるなど、日々進化しています。また、美しいだけでなく、人々の心に訴えかけるデザインや、快適で機能性に優れたデザインの商品も求められています。たとえば現在では「ユニバーサルデザイン」が定着していますが、これは、もともとは、障がいのある人や高齢者が快適に使える商品や環境のデザインでした。それが「ハンディキャップを持つ人が使いやすいもの=全ての人にとっても使いやすく快適なもの」と考えられるようになり、全ての人に優しいデザインをしようという考えに変化し、「ユニバーサルデザイン」と呼ぶようになったのです。このように、時代の変化とともに、デザインも進歩しています。

学部・学科選びのヒント

デザインは主に芸術系の学部や学科で学ぶことができます。しかし分野によって学べる学部や学科は様々ですので、以下を参考にして学部、学科を調べてみましょう。
◇ビジュアルデザイン:芸術系の学部や学科。Web等ITでのデザインは情報関係の学部・学科でWebデザインやマルチメディアデザインなどが学べるところ。
◇プロダクトデザイン:芸術系の学部や学科。自動車のデザインなどは工学部で学べるところもあるので調べてみましょう。
◇「スペースデザイン」:芸術系の学部や学科のほか、住居や店舗など屋内のデザインは家政学や生活科学系の学部学科の住居学科などで学べるところもあります。都市や公園のデザインは、建築関係の学部学科のほか、「都市工学」関係の学部学科で学べます。公園については、農学関係の学部の造園関係の学科やコースでも学べます。また「環境」という言葉は大学や学部学科によって定義がまちまちですが、「環境創造」「環境デザイン」といった名称がつく学科やコースで「スペースデザイン」を学べるところもあります。
◇「工芸デザイン」:芸術系の学部や学科。
◇「服飾デザイン」:家政学や生活科学系の学部学科の服飾関係の学部学科。
◇「建築デザイン」:工学部の建築学科など建築系の学科と、芸術系の学部や学科で建築デザインを学べるところ。

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