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音楽芸術

音楽

音楽で学ぶこと

多くの人の心を動かす芸術のひとつに「音楽」があります。この音楽について、楽器の演奏(器楽)・歌唱・作曲・指揮、理論について学ぶのが「音楽」です。

まず、楽器の演奏技術や表現力を磨くのが「器楽」です。楽器には、オーケストラなどで活躍する打楽器、管楽器、弦楽器のほか、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器、三味線や尺八、琴など日本の楽器、シンセサイザーなどの電子鍵盤楽器などがあります。

「声楽」では、歌唱力を磨くだけでなく、外国の音楽を歌うために「イタリア語」や「ドイツ語」などの語学も学びます。
「作曲」では、曲を作るための理論と技術を学びます。「理論」では「音楽理論」「作曲法」などに加え、それぞれの楽器がどのような音を奏でるかも学びます。また一言で「音楽」と言ってもクラシックやポピュラーミュージック、映画音楽など、さまざまなジャンルがあり、どのジャンルの曲を作曲するかで、理論も実技も異なります。

主にオーケストラを指揮する力を習得するのが「指揮」です。大勢のオーケストラのメンバーを動かすには、「表現力」「説得力」なども大切です。音楽は、同じ曲でも指揮者によってさまざまな表現が可能ですから、指揮者には音楽に対する深い造詣や創造力が求められます。

そして、全ての分野の基本となるのが、「楽理」です。「楽理」とは、和声や音階、楽式といった音楽の理論のことです。

このほか「音楽学」には、「音楽史」や、「音楽教育学」、「音楽心理学」などがあります。また、ストレスを感じている人や自閉症などの人に向けて、音楽を治療に取り入れる「音楽療法」もあります。

学部・学科選びのヒント

音楽の専門大学、音楽学部音楽学科、教育関連の学部学科にある音楽の分野に進むことになります。専攻やコース等で具体的に何が確認することも重要です。

また、音楽の歴史や宗教と音楽の関係などについて学びたい場合には、人文系の哲学や宗教学などで学ぶこともできます。

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