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家政学・生活科学家政

家政学・生活科学

家政学・生活科学で学ぶこと

家政学・生活科学とは、私たちの「暮らし」や家庭生活に関するあらゆることについて科学的に研究する学問です。

「政」という文字には「物事をととのえおさめる」という意味があります。そのため「家政学」では、衣食住といった日々の営みや、親子や夫婦、多様な家族の絆をどのようにおさめ、一人ひとりがウェルビーイング(幸せ)を感じて暮らしていけるかを考えます。しかし近年、大学の学科名などでも「家政学」は「生活科学」や「現代生活学部」といった名称へシフトしてきています。これは、現代の高度に複雑化した社会では、社会のさまざまな現象がダイレクトに個人の暮らしへ影響を与えるようになり、家庭の枠内にとどまらず、個人の生活全体や「社会と家庭生活との関係」という、より広い視野から研究する必要性が高まったことを意味しています。

家政学・生活科学の分野としては、まず、暮らしの三大要素である「被服学」「食品学」「住居学」があります。さらに、子どもの健やかな成長を支える「児童学」、デジタル化する家計を健全に保つための「家庭経済学」、多様化するライフスタイルの中で暮らしの最適化を学ぶ「生活経営学」、単身世帯の増加など変貌を続ける家族のカタチを紐解く「家族社会学」、高齢化や地域の支え合いを考える「生活福祉学」、家族間で起きやすい心理的な問題を学ぶ「家族関係学」、家庭ゴミの削減や省エネなど暮らしの足元から地球環境を考える「生活環境学」、SNS時代の新たなトラブルや消費者教育の方法などを学ぶ「消費生活学」など、多岐にわたる領域が存在します。

研究テーマをいくつかご紹介すると、超少子高齢社会や多文化共生、おひとりさま社会といった時代背景の中で、これからの家族のあり方や地域コミュニティとの繋がりについて考えること、家庭から出るゴミや生活排水、エネルギー消費とカーボンニュートラルとの関係などの環境問題を考えること、また、ジェンダー平等の進展や男性の育児休業取得の日常化を踏まえ、男女がどのように家庭内の役割を協働・分担していくかといった現代的な暮らしのイノベーションを考えることなどが挙げられます。

家族は人間にとって最初にその一員となる最小の社会であり、日々の家族生活は常に社会の動きと結びついています。私たちの最も身近にある家庭や家族、そして生活そのものについて科学的な視点からしっかり学ぶことは、持続可能な社会を生きる一員として、またこれからの豊かな社会生活を築いていく上でも、極めて重要な意味を持っているのです。

学部・学科選びのヒント

「家政学・生活科学」が学べるのは、家政学部生活科学部家政学科生活デザイン学科食物栄養学科などがあります。

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