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2024年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2024年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
受講料
1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

受付期間:4月1(月)12時~4月9日(火)17時

開催スケジュール

4月18日(木)

12:00~13:00

趙 佑鎭教授

韓国総選挙以降の日韓関係展望と日韓における政治リーダーシップへの示唆

2022年韓国の新大統領誕生以来、日韓の政治関係は雪解けムードであり、両国間の観光や経済文化交流も回復基調であります。今回の講座では、4月10日に行われる韓国総選挙の結果を題材に、日韓関係の今後の動向、日韓の政治事情比較や日韓における政治リーダーリップの在り方を議論します。行政と立法のネジレ状態である韓国の政治状況で、今回の総選挙結果は日韓関係と韓国の歴史に大きな影響を及ぼすと思われます。
併せて、アジアダイナミズムを現実感覚として理解できる済州平和フォーラムについても案内させていただきます。韓国済州島で5月29日に開催される済州平和フォーラム(申請締め切り4月23日)は、毎年多くの多摩大生と教職員、日本の経営者が多摩地域の住民の皆様と共に参加する、アジア平和における国際関係と経営・経済・文化の先端の議論を行う場(日本語同時通訳付き)であります。今年度の日本関連企画としては、グーグル本社専務、ウーバーアジア代表、日本経営者の討議がある「グローバル経営セッション」及び、KDDI(現au)創業者で連続起業家として著名な千本倖生多摩大学特別招聘教授、韓国側はインテルを抜いて半導体世界一を達成したサムスン神話の立役者、元サムスン電子CEO(会長)・サムスングループ副会長のクォン・オヒョン会長が経営の本質や半導体を巡る世界情勢をテーマに講演対談する「日韓経営セッション」(日本語同時通訳)が予定されております。詳細は、こちらをクリックして参考にしてください。

趙 佑鎭教授

韓国出身。韓国延世大学経営学部卒業後、文部省奨学生として日本留学。慶応義塾大学大学院商学研究科前期・後期博士課程修了。(社)韓国人間開発研究院研究員、かながわサイエンスパーク専門研究員、青森公立大学経営経済学部准教授を経て、現職。商学博士(慶応義塾大学)。

4月25日(木)

13:00~14:00

浜田 正幸教授

心理学の最前線「ポジティブ心理学」 ―ポジティブシンキングで人生100年を生きる―

いつでもどこでもポジティブな心持ちでいられれば,人生はきっと幸せなことでしょう。しかし,人はネガティブな考えがついつい浮かんできて,消し去ることができないでいます。だけど,最新の心理学を応用すれば,何も頑張らなくてもいとも簡単にポジティブシンキングを手に入れることができます。その理論と実践を紹介しますので,ポジティブなWell-Beingをぜひとも味わってみてください。

浜田 正幸教授

多摩大学大学院・多摩大学経営情報学部教授、経営コンサルタント。大学院で心理学を研究の後、株式会社本田技研研究所で自動車レースの最高峰F1プロジェクト参画、株式会社野村総合研究所にて人事・組織系の経営コンサルタント。その後ベンチャー企業を数社創設・立上げ。2006年より現職。

5月9日(木)

13:00~14:00

増田 浩通准教授

「東京くらし防災」と「東京防災」を読んでみよう。
「東京くらし防災」と「東京防災」の活用を考える。

東京都は、関東大震災から100年を契機とした自助・共助の更なる促進を図るため、都民の災害への備えを促す防災ブック「東京くらし防災」及び「東京防災」のリニューアルを行いました。すでに各御家庭にも配布されていると思います。今回はこの、「東京くらし防災」と「東京防災」を、実際にみなさんと一緒に読んで、今後の各御家庭での防災対策に活用することを考えるという講義内容になります。

増田 浩通准教授

武蔵工業大学卒。東京工業大学大学院価値システム専攻博士後期課程修了。 博士(工学)。東京理科大学嘱託助手、東京工業大学研究員・非常勤講師、千葉工業大学プロジェクトマネジメント学科助教を経て現職。

5月16日(木)

13:00~14:00

5月23日(木)

13:00~14:00

安田 震一特任教授

情報伝達のための絵画作品とは ―18世紀から19世紀アジアの画像― I,II

絵画といえば美術館にある芸術作品と想像することだろう。しかし、18世紀から19世紀後半にかけて見知らぬアジアを視覚化したのはイギリス陸・海軍の将校、絵心のある貿易商人によって描かれた作品など、軍事目的および領土拡大のための情報伝達資料であった。つまりイギリス東インド会社、軍、貿易拡大に必要な情報を伝達する目的で描かれた作品である。
別の意味で日本の浮世絵は情報伝達目的、今でいうなら旅行ガイドブックとしての役割を担っていたと解釈できる。浮世絵の場合は著名な浮世絵師の作品が多く残され「日本」を海外に発信した。ここでは、欧米人画家および日本人絵師たちが発信したアジアを検証してみたい。

安田 震一特任教授

1983年ラバーン大学(カリフォルニア州ラバーン市)卒業、1984年コロンビア大学大学院国際関係研究科(ニューヨーク市)から中国北京大学国際政治研究科へ留学、その後1993年に東京大学大学院地域文化研究科修士課程を修了。1995年、香港大学アジア研究センター助理研究員となる。2001年より岡山県吉備国際大学助教授後に教授、国際交流室参与、留学生課参与およびラーニングサポートセンター長などの役職を兼ねると同時に岡山理科大学および順正短期大学にて非常勤講師を兼務。2006年東京大学大学院地域文化研究科にて博士号取得、2008年より東京大学大学院国際ジャーナリズム寄付講座にて特任講師を経て、2011年4月着任。グローバルスタディーズ学部長、副学長を経て現職。
専門研究分野:表象文化、東西文化交流史、中国史

5月30日(木)

13:00~14:00

高橋 恭寛准教授

儒者と墓祭・墓参 近世日本知識人と年中行事

墓参りは、江戸時代にお盆の行事に連動して広く知られるようになっていく。ただ、江戸時代の儒学者は、仏教に対する反発と相俟って、この墓参りに対してあまり深い関心を持たない儒者も存在した。儒学における葬送儀礼の教科書『文公家礼』にも「墓祭」という項目があるが、儒者たちは、「墓」について関心が無かったのか。儒者が墓祭・墓参についてどのように考えていたのかを見てゆく。

高橋 恭寛准教授

東北大学大学院文学研究科にて博士(文学)を取得。専門は日本思想史・日本倫理思想史・日本教育思想史。東北大学大学院文学研究科専門研究員、宮城県岩沼市教育委員会市史編纂室編纂専門員、東日本国際大学東洋思想研究所准教授を経て、現職。

6月6日(木)

13:00~14:00

結城 隆客員教授

カーブで追い越せ! 中国EV業界躍進の光と影

中国の自動車生産台数は昨年3,016万台、販売台数は3,009万台といずれも3千万の大台に乗り、輸出でも日本を抜いて世界一となった。とくに、ハイブリッド車を含むEVの乗用車販売台数は886万台に上り。その国内市場での浸透率は今年末までに50%に達するとの予測もある。今回の講座では、中国においてEV化が急速に進展した理由、それをけん引した有力企業の戦略を分析すると同時に、過剰生産能力に伴う熾烈な価格競争と淘汰の波、中国車による自国市場の侵食を警戒する欧米諸国の対応を追う。

結城 隆客員教授

1955年:福島県生。一橋大学経済学部卒。 1979年:日本長期信用銀行入行、調査部、ロンドン支店、マーチャントバンキンググループ、パリ支店、ニューヨーク支店勤務を経て1999年ダイキン工業経営企画室、大金(中国)投資有限公司(北京)など。2021年より現在:多摩大学経営情報学部客員教授。

6月13日(木)

13:00~14:00

大森 映子名誉教授

江戸時代の街道と往来I 「移動」を支える街道の再編と整備

江戸幕府の重要課題のひとつは、交通政策にありました。人々の移動を可能とし、物流を促し、さまざまな情報をもたらす「道」の存在は、江戸を支える基盤となっていました。中でも多くの家臣団を引き連れた大名の参勤交代は、軍事的・政治的側面のみならず、社会的にも文化的にも大きな影響を及ぼすことになります。ここでは、まず五街道や脇街道に対する幕府の諸政策を軸に、その実態を概観します。

大森 映子名誉教授

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。

6月20日(木)

13:00~14:00

大森 映子名誉教授

江戸時代の街道と往来II 旅への憧れと旅行ブーム

幕府による交通政策は、もとより公用目的を意図するものでしたが、街道の整備は通行量の増加を促し、庶民の間にも旅行熱が高まっていきました。もちろん自由な旅は許されませんでしたが、とくに信仰を名目とした旅は庶民の移動を可能とし、大きなブームを巻き起こすことになります。旅に対する大名や外国使節たち、あるいは庶民の意識を、文学・文芸作品やガイドブック、便利グッズの登場などを通して探ります。

大森 映子名誉教授

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。

6月27日(木)

13:00~14:00

飯田 健雄名誉教授

英語で脳トレ ―もう一つの認知症防止対策―

世の中に多くの脳トレがありますが、この講座では英語を使って身体を動かし、空間的、時間的、社会的距離の認知力強化を重点に行っていきます。すなわち認知症は、自分が今どこにいるか、今、何時か、前にいる人は誰かについての認識理解がゆっくり崩れていく精神病理だからです。ここでは、その認知症防止の基礎を学んで頂き、日常生活でも講座で配布された冊子を利用して、日々の生活を豊かにする糧としてください。難しい英語は一切つかいません。きつい運動もありません。安心してご参加ください。

飯田 健雄名誉教授

1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。

7月4日(木)

13:00~14:00

飯田 健雄名誉教授

なぜ70代ブームはおこったのか―その根源を探る―

ここ数年で、本屋にいけば70代を生き生き過ごす本が平積みされ目につくようになっています。この70代ブームの火付け役は精神科医の和田秀樹さんですが、なぜ70歳代の本が売れるようになったのかを探求していきたいと思っています。和田氏は「60代からの健康法」を刊行した時、全く売れなかったそうです。70代がタイトルの中に入っている多くの書籍が単なる健康論ではなく認知症予防にあてられています。しかし、このブームは単に医学的な分野を超えて、高齢者を取り巻く社会不安、それに伴う自己の漠然とした不安に関係がありそうです。ここに焦点をあてて70歳代ブームの分析を進めていきます。

飯田 健雄名誉教授

1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。

7月11日(木)

13:00~14:00

松本 祐一 教授

超高齢化社会の「おいしい」食を考える食を通じた地域包括ケアシステムの実現に向けて

多摩大学総合研究所が支援する「食の和プロジェクト」は、医療や福祉という領域を超え、世代に関係なく「おいしい」食を体感することで健康や生きがいを創出することを目指し、地域の様々な事業者のネットワークを構築しています。その研究成果をご紹介しながら、日本が抱える食問題や高齢になっても食を楽しむコツを学びます。実際に役に立つレシピ紹介、簡単な試食もあります。ゲスト:所澤和代(管理栄養士)

松本 祐一 教授

1972年生まれ。専門は地域経営論。学問のバックグラウンドは、社会学、戦略論、消費者行動論、マーケティング。学生時代にNPOの運営を経験、その後、マーケティング会社で商品開発・市場開発の仕事に従事し、2005年から現職。


受付期間:4月1(月)12時~4月9日(火)17時

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

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お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

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