公開講座

令和6年度 第1回公開講座「命を守る、そのときあなたは。」

2024年元旦に発生した能登半島地震。今回の公開講座では、現地の被害状況をもとに、来たるときに私たちが直面するであろう場面や状況について3部構成で講演します。起こりうる被害の想定、行動するための情報、そして元の生活を取り戻すための復旧活動。被災直後からその先の人生まで、大切な命を守るために備えることについて講演します。教訓を生きたものにするため、座学でも臨場感がある「避難訓練」のように、災害に向き合う機会にしたいと思います。

日  時 令和 6 年 6 月 9 日(日) 13:20~15:40(受付13:00~)
会  場 静岡理工科大学 教育棟 300講義室
開催方式 対面開催
参 加 費 無料
定  員 200 名 ※先着順
主  催 静岡理工科大学
後  援 袋井市/袋井市教育委員会/袋井商工会議所/浜松商工会議所/公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社/静岡理工科大学産学コラボネット

プログラム

13:00~ 受付
13:20~ 開会挨拶
13:25~ 講演1
14:10~ 講演2
14:55~ 休憩
15:05~ 講演3
15:35  閉会

講演

【講演1】
「能登半島地震の教訓と地域の課題」

〈講師〉静岡理工科大学 理工学部 土木工学科 教授 中澤 博志
令和6年1月1日16時10分、石川県能登地方の深さ約 15km を震源とするマグニチュードM7.6の地震が発生しました。この地震により石川県羽咋郡志賀町で最大震度7を観測した他、能登地方の広い範囲で震度6弱以上の揺れを観測し、津波も発生しました。この震災の特徴の一つに、広域で発生した液状化による被害があり、復旧・復興に大きな支障となりました。身の回りで同じことが起こったらどうなるのか、一緒に考えてみましょう。

【講演2】
「情報とどう向き合う 防災と情報~フェイクニュースに振り回されないために~」

〈講師〉静岡理工科大学 情報学部 コンピュータシステム学科 教授 芦澤 恵太
スマホの普及により、我々の日常生活には情報が氾濫しています。突如起こる災害は、我々の日常を奪います。スマホからの情報が手に入らなくなったとき、あなたはどのように行動しますか?講師がこれまで、防災士養成講座で担当した内容(教本第2章災害に関する情報)の内容を、最近の事例を交えながら講演させていただきます。時間経過と共に、有用な情報が変化していくことをお伝えできればと思います。

【講演3】
「袋井市の防災対策の取り組み~災害に強い袋井を目指して~」
〈講師〉袋井市役所 危機管理部長 渡邊 浩司 氏

「南海トラフ地震」の発生が危惧される中、近年、熊本(2016年)、北海道・胆振(2018年)、能登半島(2024年)で地震が発生しています。災害が起きる前の準備が肝心です。災害は待ってくれません。現在お住まいの場所のリスクを知り、『いつ地震が起きてもおかしくない』という意識を持ち、ご家庭における食料、飲料水などの備蓄、住宅の耐震対策、家具転倒防止など地震に備える対策をお願いするとともに、袋井市の取り組みをお伝えいたします。

シャトルバスのご案内

当日は「愛野駅南口」「大学」間の無料のシャトルバスを運行いたします。
〈行き〉13:00 愛野駅南口発 〈帰り〉15:50 大学発

お申込みについて

申込フォームからお申込みいただくか、開催案内裏面の申込用紙に必要事項をご記入のうえ、FAXまたはメールで下記問合せ先までお送りください。
また、本講座は団体申込が可能です。団体申込(5名以上)を希望される際には、下記問合せ先へご連絡ください。

【申込期限】令和 6 年 6 月 6 日(木)

お問合せ

〒437-8555 袋井市豊沢2200-2
静岡理工科大学 事務局社会連携課
[ TEL ] 0538-45-0108 [ FAX ] 0538-45-0110 [ e-mail ] shakai@sist.ac.jp