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日本と世界が震えた日 ―サイバー資本主義の成立 (角川文庫ソフィア)
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日本と世界が震えた日 ―サイバー資本主義の成立
著者の榊原英資氏は、大蔵省で国際金融局長、財務官(次官クラスの国際担当官)を歴任し、「ミスター円」と呼ばれた官僚である。彼は在任期間中、国内にあっては日本型閉鎖システムの外国為替及び外国貿易管理法(外為法)の抜本改正に取り組み、日本版ビッグバンと呼ばれるラディカルな改革を推し進めた。一方国際的には、タイから始まり、インドネシア、韓国と進行したアジア通貨危機のさなかにあって、アジアの現状を無視した構造改革案を押しつけるIMFに対抗してアジア通貨基金構想を打ち上げ、アメリカの強烈な反発に直面する。
国際金融をめぐる国際政治の最前線でぎりぎりの交渉を続けてきた彼が退官直後に出した回想録が本書であり、他のいかなる書物よりもこの分野を生々しく描き出している。この分野をよく知らない人でも、スリリングなノンフィクションとして一気に読めるだろう。
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